はじめに
旅行や出張で新幹線(指定席)を予約する時。 窓際の「A席・E席」や、通路側の「C席・D席」はすぐに埋まってしまいますが、最後まで売れ残っている席がありますよね。
そう、3人掛けの真ん中、「B席」です。
「両側を人に挟まれて気まずいし、狭いし、トイレにも立ちにくい……」 まさに「ハズレ席」というイメージが強いですが、実はこのB席にだけ、他の席にはない「特別なメリット」が用意されていることをご存知でしょうか?
実は、B席だけサイズが「デカい」のです。
誰も選ばないから「2cm」広くした
現在走っている主力車両(N700系など)の座席の幅を比べてみましょう。
- A・C・D・E席: 幅44cm
- 不人気なB席: 幅46cm
なんと、B席だけ「2cm」広く作られているのです。 「たった2cm?」と思うかもしれませんが、窮屈な車内で肩幅や腰回りに2cmの余裕があるのは、体感的にかなり違います。
JR側も、 「真ん中の席は窮屈で不人気だから、せめてものお詫びとして広くしてあげよう」 という配慮(居住性の向上)で、この設計にしたのです。
肘掛けも「B席のもの」?
さらに、3人掛けの席には、中間に2つの「肘掛け」がありますよね。 「これ、どっちが使っていいの? 隣の人と肘が当たって気まずい……」 と悩みますが、JRの暗黙のルール(マナー)としては、「真ん中の人が優先的に使ってもいいのでは?」という空気が、この「広さ」からも読み取れます。
両側から圧迫されるB席の人こそ、この広いスペースと肘掛けを活用する権利がある……のかもしれません(※あくまで譲り合いですが!)。
3列と2列に分かれている理由
ついでに、なぜ新幹線の座席は「3列(ABC)」と「2列(DE)」という中途半端な配置なのでしょうか? 「真ん中通路で、2列・2列にすればいいのに」と思いますよね。
これにも理由があります。 一度に大量の乗客を運ぶために、車体の幅ギリギリまで座席を詰め込みたかったのですが、「3列・3列」にすると通路が狭すぎて通れません。 かといって「2列・2列」だと、定員が減ってしまいます。
そこで編み出されたのが、「3列+2列=5席」というスタイル。 これなら通路も確保でき、かつ最大限の人数を乗せることができます。 また、「奇数(3)」と「偶数(2)」を組み合わせることで、 「3人グループならABC」 「2人組ならDE」 「5人家族なら1列まるごと」 と、どんな人数のグループでも対応しやすくなるというメリットもあるのです。
まとめ:体の大きい人はあえて「B」を狙え
- 新幹線のB席(真ん中)は、不人気なので避けられがち
- 実は他の席よりも「2cm」幅が広い
- 両側に挟まれる窮屈さを解消するための配慮
- 座席配列は、定員確保とグループ対応のための「3+2」
もし、 「俺は肩幅が広くて、普通の席だと窮屈なんだよな」 というガッチリ体型の方がいたら、あえて不人気の「B席」を指名買いしてみるのもアリかもしれません。 両隣さえ気にならなければ、実は一番ゆったり座れる「隠れファーストクラス(?)」なのです。


コメント