実は、サウナの「整う」は、脳がパニックになった「臨死体験」

空前のサウナブーム。 サウナ→水風呂→外気浴で訪れる至福の時間、いわゆる「整う(ととのう)」状態。 あれを「最高のリラックス」だと思っていませんか?

実はあれ、脳が「私はもう死ぬのか?」と勘違いして薬物をドバドバ出している、緊急事態なんです。

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体にとっては「拷問」レベル

冷静に考えてみてください。 100度の熱波で焼かれ(サウナ)、直後に15度の冷水に叩き落とされる(水風呂)。 体にとっては「異常な危機的状況」以外の何物でもありません。

自律神経はパニックになり、アドレナリン(興奮物質)を大量放出して心臓を叩き起こそうとします。 その直後に休憩(外気浴)することで、危機が去ったと判断し、今度はエンドルフィン(快楽物質・脳内麻薬)を出して鎮痛・鎮静を図ります。

アクセルとブレーキの同時踏み

つまり「整う」とは、「興奮(アドレナリン)」と「リラックス(副交感神経)」が同時に暴走し、脳内麻薬が駆け巡っているという、異常なトランス状態のことです。 ランナーズハイや、死の間際に見る走馬灯に近いメカニズムだとも言われています。

まとめ

サウナ愛好家たちが浮かべるあの恍惚の表情。 あれはリラックスしているのではなく、「死の淵から生還した喜び」を脳が噛み締めている顔だったのです。

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