実は、生の鶏肉を「水洗い」するのは絶対NG!洗うと逆に「食中毒菌」をキッチン中にばら撒くことになる恐怖

はじめに

唐揚げやソテーを作る時。 パックから出した生の鶏肉を、「とりあえず水道水で洗う」という工程を挟んでいませんか?

「生肉ってヌルヌルしてるし、ドリップ(汁)も出てるから、洗って綺麗にしたい」 「洗った方が雑菌が落ちて安全でしょ?」

その気持ち、痛いほど分かります。 しかし、その親切心が、実は家族を食中毒の危険に晒しているとしたら……?

実は、日本の厚生労働省だけでなく、アメリカのCDC(疾病予防管理センター)やイギリスの食品基準庁など、世界中の機関が「生の鶏肉は絶対に洗うな!」と強く警告しているのです。


洗うと菌が「飛び散る」

なぜ洗ってはいけないのか? 理由は、「水しぶき」です。

生の鶏肉には、「カンピロバクター」や「サルモネラ菌」といった、強力な食中毒菌が付着していることが多いです。 これを水道水の勢いで洗うと、目に見えない微細な水しぶきと一緒に、菌が周囲(半径約1メートル)に飛び散ってしまうのです。

  • シンクの周り
  • 置いてある食器や調理器具
  • 近くにあるサラダ用の生野菜
  • あなたの服や手

これら全てに、食中毒菌を含んだ水しぶきが付着します。 そして、その汚染された食器や野菜をそのまま使うことで、二次感染(二次汚染)が起き、食中毒が発生してしまうのです。


菌は「焼けば死ぬ」が鉄則

「でも、洗わないと菌がついたままでしょ?」 その通りです。でも、それでいいのです。

カンピロバクターなどの食中毒菌は、「加熱」に弱いという性質を持っています。 中心までしっかりと火を通せば、菌は死滅します。

つまり、

  • 洗う行為: 菌をキッチン中にばら撒く(危険!)
  • そのまま加熱: 菌を熱で殺す(安全!)

洗うことは、百害あって一利なし。 「菌は洗い流すのではなく、焼き殺す」のが正解なのです。


ヌメリや水分が気になる時は?

「でも、ドリップ(赤い汁)や臭みが気になる……」 そういう時は、水で洗うのではなく、「キッチンペーパー」を使ってください。

ペーパーで表面の水分を「拭き取る」。 これなら水しぶきは飛びませんし、臭みの原因となる余分な水分も除去でき、焼き目も綺麗につきます。 使ったペーパーは、すぐにビニール袋に入れて捨てれば完璧です。


まとめ:親切心がアダになる

  • 生の鶏肉を水で洗うのは、世界的にNG行為
  • 水しぶきに乗って、食中毒菌がシンク周りに飛び散る
  • 菌は「加熱」で殺菌するのが唯一の正解
  • 汚れが気になるなら、キッチンペーパーで拭き取る

「お母さんが洗ってたから、私も洗ってた」 という人が非常に多いですが、これは昔の衛生観念の誤りです。 今日から、鶏肉は「パックから出したら、そのままフライパンへ(またはペーパーで拭く)」を徹底してください。 それが、一番の家族への愛情(安全対策)です。

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