実は、アルミホイルの「キラキラ面」と「つや消し面」、どっちが表?料理の熱効率が変わると思いきや「全く同じ」だった

はじめに

焼き芋を包んだり、落とし蓋にしたり、おにぎりを包んだり。 キッチンに欠かせない「アルミホイル」

使う時にふと、 「あれ? どっちを表にして巻けばいいんだっけ?」 と迷ったことはありませんか?

よく見ると、

  • キラキラして自分が映る面(光沢面)
  • 白っぽくて曇っている面(つや消し面) の2つがありますよね。

「キラキラした方が熱を反射するから、内側にした方が早く焼ける!」 なんて裏技を聞いたことがあるかもしれませんが、実はこれ*科学的には「ほぼ誤差」であり、メーカー公式の見解でも「どっちでもいい」が正解なのです。


性能は「表も裏も全く同じ」

日本の主要なアルミホイルメーカー(東洋アルミや三菱アルミニウムなど)は、公式サイトのQ&Aでこう断言しています。

Q. 裏表で機能に違いはありますか? A. ありません。どちらの面を内側にしても、熱の伝わり方や保温性は同じです。

そう、私たちが気にしていた「キラキラ=熱反射」の効果は、料理レベルの温度では全く変わらないのです。 (※数百分の一レベルの微差はあっても、焼き時間が変わるほどではありません)


なぜ2つの面ができちゃうの?

「性能が同じなら、なんでわざわざ色を変えてるの? 紛らわしいじゃん!」 と思いますよね。 実はこれ、デザインで変えているのではなく、「製造工程で勝手にそうなっちゃうだけ」なのです。

アルミホイルは、巨大なローラーでアルミの塊を薄く引き伸ばして作ります。 しかし、あまりにも薄いため、1枚だけでローラーに通すと「ビリッ」と破れてしまいます

そこで、「2枚重ね」にしてローラーに通すのです。

  • ローラーに触れた外側の面 = 磨かれて「ピカピカ(光沢)」になる。
  • アルミ同士が重なっていた内側の面 = 押し付け合って「ザラザラ(つや消し)」になる。

つまり、あの質感の違いは、「製造時のローラーの跡」か「アルミ同士の接触跡」かの違いでしかなかったのです。


唯一の例外「くっつかないホイル」

ただし、一つだけ例外があります。 最近人気の「フライパン用ホイル(くっつかないホイル)」などの加工品です。

これらは、片面にだけシリコン樹脂などがコーティングされているため、「食品を乗せる面」が決まっています。 大抵は、

  • 食品を乗せる面「つや消し」の方
  • 「文字」が書いてある面「表(上)」 というパターンが多いですが、これはパッケージの「使用上の注意」を必ず読んでください。

まとめ:好きな方を表にしてOK

  • 普通のアルミホイルに表裏はない
  • キラキラ面もつや消し面も、性能は全く同じ
  • 色の違いは、2枚重ねて作った時の「ローラーの跡」
  • 「くっつかないホイル」だけは向きがある

今まで、 「保温したいからキラキラを内側に……いや、外側に……?」 と悩んでいた時間は、全くの無駄でした!

これからは、 「今日の気分はキラキラだから、こっちを表にしよう!」 くらいの軽い気持ちで、好きな方を自由に使ってください。

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