雨の日に見かける、のんびりしたカタツムリ。 柔らかい体で葉っぱの上を這っていますが、口の中に「おろし金」のような凶器を隠し持っているのをご存知ですか?
実は彼ら、サメよりも多い「1万〜2万本」もの歯を持っているんです。
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歯舌(しぜつ)というヤスリ
カタツムリの口の中には、「歯舌(しぜつ)」と呼ばれる舌があり、そこには微細な歯がびっしりと並んでいます。 コンクリートの壁に生えた苔などを食べる際、このヤスリのような舌を使って、ガリガリと削り取って食べているのです。
コンクリートも食べる
カタツムリの殻を作るにはカルシウムが必要です。 そのため、彼らはその強靭な歯を使って、ブロック塀やコンクリートの壁そのものを削って食べることもあります。 あんなにフニャフニャした見た目ですが、実は「石を噛み砕く」ほどのハードな顎(舌)の持ち主だったのです。
まとめ
もしカタツムリが人間サイズだったら、間違いなく最強の捕食者になっていたでしょう。 小さくて本当によかったですね。


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