はじめに
バナナを食べる時。 皮を剥くと、実の方に「白いヒョロヒョロした筋」がくっついてきますよね。
「うわ、これ食感が悪いんだよな……」 と、丁寧に一本一本剥がして、皮と一緒に捨てていませんか?
もしそうなら、あなたはバナナの「一番体にいい部分」をドブに捨てているのと同じかもしれません。 あの嫌われ者の白い筋、実は「バナナの栄養が凝縮された血管」のような存在だったのです。
名前は「維管束(いかんそく)」
あの筋には、植物学上の正式名称があります。 その名は「維管束(いかんそく)」。
理科の授業で習った覚えがあるかもしれません。 植物が根から吸い上げた水分や栄養分を、実全体に行き渡らせるための「パイプライン(血管)」です。
つまり、バナナの実が甘くて美味しく育つための栄養は、すべてあの筋を通って運ばれてきたのです。
栄養価は実よりも高い?
維管束は、栄養の通り道であるため、当然ながら栄養素が豊富に含まれています。 特に注目すべきは「食物繊維」と「ポリフェノール」です。
研究によると、あの白い筋には、バナナの実の部分よりも多くの食物繊維が含まれていると言われています。 また、抗酸化作用のあるポリフェノールも豊富で、美容や便秘解消にはもってこいの「天然のサプリメント」なのです。
誰も食べない理由は「食感」だけ
「でも、苦いんじゃないの?」 と思うかもしれませんが、実は維管束自体に味はほとんどありません(あるいは、実と同じくらい甘いとも言われます)。
私たちが無意識に避けている理由は、単に「モサモサする食感」と「見た目」の問題だけ。 味や成分に害があるわけでは全くないのです。
海外では「食べる派」も多い
日本では綺麗に取る人が多いですが、海外では気にせずそのまま食べる人もたくさんいます。 最近では、食品ロスの観点や栄養面から、 「筋(ストリングス)こそ食べるべき!」 と推奨する栄養学者も増えています。
まとめ:一本一本取るのは時間の無駄
- バナナの白い筋の名前は「維管束」
- 栄養を運ぶパイプラインなので、栄養価が高い
- 食物繊維やポリフェノールが豊富
- 味は悪くないので、美容のために食べた方がお得
今まで、 「この筋が取れない! イライラする!」 と格闘していた時間は、なんだったのでしょうか。
これからは、 「おっ、維管束もついてきた。ラッキー!」 と思って、 豪快にパクっと食べてみてください。 手間も省けて健康になれる、最高のズボラ健康法です。


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