実は、クマは冬眠中「熟睡」していない。うかつに近づくと即死する

冬の間、穴の中で冬眠するクマ。 「春までぐっすり寝ているから、近づいても起きないだろう」なんて思っていませんか? その油断、命取りになります。

実はクマの冬眠は、シマリスなどの「完全な冬眠」とは別物の、「ただの浅い睡眠(冬ごもり)」なんです。

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体温は下がっていない

リスやコウモリなどの「真の冬眠」をする動物は、体温を気温と同じくらい(0度近く)まで下げ、仮死状態で眠ります。この状態なら、揺すっても起きません。

しかし、クマは体温を30度〜35度くらいに保ったまま眠っています。 これは、「いつでも起きて戦えるアイドリング状態」を維持しているということです。 外敵が近づいたり、不審な物音がしたりすれば、0秒で覚醒して襲いかかってきます。

妊娠・出産もする

さらに驚くべきことに、メスのクマは冬眠中に赤ちゃんを出産し、授乳まで行います。 「寝ながら子育て」ができるくらい、彼らの意識はしっかりしているのです。

まとめ

冬山でクマの穴を見つけても、「お、寝てる寝てる」と覗き込んではいけません。 その暗闇の奥では、ギラついた目がもうあなたをロックオンしている可能性が高いのですから。

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