実は、エベレストの登山ルートは「放置された遺体」が目印になっている

世界最高峰、エベレスト。 登頂を目指す登山家たちは、何を頼りにルートを確認しているのでしょうか。 地図? GPS?

実は、過去に遭難して死んだ「登山家の遺体」が、道しるべとして使われています。

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「グリーンブーツ」の悲劇

標高8000mを超える「デスゾーン」では、空気が薄すぎてヘリコプターも飛べず、人間の力で遺体を回収して下山させることは不可能です。 そのため、力尽きた登山家の遺体は、そのまま凍りついてその場に残されます。

有名なのが「グリーンブーツ」と呼ばれる遺体です。 鮮やかな緑色の登山靴を履いて倒れているその遺体は、「ここを通れば頂上へのルートだ」という目印として、多くの登山家にまたがれ、乗り越えられてきました(※近年、移動されたという情報もあります)。

まとめ

世界一美しい山は、世界一高い場所にある「回収不能な墓場」でもあります。 登山家たちは、先輩たちの変わり果てた姿を見て、「自分もこうなるかもしれない」という恐怖と戦いながら登っているのです。

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