はじめに
毎日何気なく使っている、壁の「コンセント」。 スマホの充電器や掃除機のプラグを、何も考えずにブスッと挿していますよね。
「どっち向きでも使えるし、穴の形なんて同じでしょ?」 と思っている方が大半だと思います。
しかし、今すぐ壁のコンセントをよーく見てみてください。 実は、「左の穴」の方が、右よりも数ミリだけ長く(大きく)なっていることに気づくはずです。
この穴の大きさの違い、実は電気の世界では非常に重要な意味を持っており、「プラグを挿す向き」を意識するだけで、家電の性能が変わることがあるのです。
左の穴は「アース(地面)」に繋がっている
日本の家庭用コンセント(100V)は、以下のような決まりで作られています。
- 右の穴(短い方・7mm): 電気が来る方(ホット)
- 左の穴(長い方・9mm): 地面に繋がっている方(コールド/アース)
つまり、右から電気が入ってきて、左へ帰っていく(または余分な電気を逃がす)という仕組みになっています。 左の穴は、電柱を辿って地面(地球)と繋がっているため、触っても感電しにくい側なのです(※危険なので絶対に触らないでくださいね!)。
「向き」を合わせると何がいいの?
「でも、逆向きに挿しても家電は動くよね?」 その通りです。日本の家電は優秀なので、逆向きでも問題なく動くように作られています。
しかし、「本来の正しい向き(極性)」に合わせて挿すことで、以下のようなメリットが生まれることがあります。
- オーディオの音質が良くなる 余分な電気ノイズ(雑音)がアース側にスムーズに逃げるため、スピーカーの「サーッ」というノイズが減り、音がクリアになることがあります。
- テレビの画質が安定する 同じくノイズの影響が減るため、映像が綺麗になる可能性があります。
- 待機電力が減る(微々たるものですが) 正しい向きの方が、電気の流れがスムーズになり、無駄な負荷がかかりにくいと言われています。
プラグ側の「目印」を探せ!
「じゃあ、どっちを左(長い穴)に挿せばいいの?」 コンセントのコード(プラグ)をよく見てください。 メーカーや製品によっては、「こっちを左(アース側)にしてね」という目印がついているものがあります。
- コードの片側に「白い線」が入っている
- プラグの片側に「●」や「W」などの文字が刻印されている
- 文字が印刷されている側
この「印がある方」や「文字がある方」を、壁のコンセントの「左(長い穴)」に合わせて挿すのが正解です。 (※何も印がないプラグは、どちらでも構いません)
まとめ:こだわりのある人は「左」を意識しよう
- コンセントの穴は、左が9mm、右が7mmで大きさが違う
- 左は「アース(地面)」に繋がっている
- コードの「白い線」や「文字」がある方を、左(長い穴)に挿すのが正解
- 音質や画質が向上することがある
「最近、コンポの音がイマイチだな……」 と思ったら、高い機材を買い替える前に、まずは「コンセントの向き」を揃えてみてはいかがでしょうか? お金をかけずに音質アップできる、知る人ぞ知る裏技です。


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