実は、温泉で頭にタオルを乗せるのはマナーじゃない!「のぼせ」と「立ちくらみ」を防ぐ医学的な理由

はじめに

寒い冬、露天風呂に浸かるのは至福の時間ですよね。 そんな温泉でよく見かける光景といえば、「頭の上にタオルを乗せている人」

「お湯に浸けないためのマナーでしょ?」 「濡れたタオルを置く場所がないから乗せてるだけでしょ?」 「なんとなく『通』っぽく見えるから?」

そんなふうに思っているなら、もったいない! 実はあのタオル、単なるファッションや置き場代わりではなく、あなたの命を守るための「ヘルメット」のような役割を果たしているのです。

しかも、状況によって「冷たいタオル」と「温かいタオル」を使い分ける必要があることをご存知でしょうか?


1. 「のぼせ」を防ぐなら【冷たいタオル】

お風呂に入っていて、頭がクラクラしたり、ボーッとしたりする「のぼせ」。 これは、温まった血液が頭に集まりすぎて、脳がオーバーヒートしている状態です。

これを防ぐために有効なのが、「冷たい水で濡らしたタオル」を頭に乗せること。 「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という言葉がある通り、体は温めても、頭(脳)は冷やしておくのが健康の鉄則です。 冷たいタオルが脳の温度上昇を抑え、のぼせを防止してくれます。


2. 冬の露天風呂では【温かいタオル】

しかし、真冬の「露天風呂」では話が変わります。 外気が氷点下のように寒い場合、頭が冷えすぎて血管が収縮し、血圧が急上昇するリスク(ヒートショック)があります。

そんな時は、「お湯で絞った温かいタオル」を頭に乗せてください。 冷え切った頭を保温し、急激な温度変化から脳の血管を守ってくれます。

また、お風呂から上がる時に起こりやすい「立ちくらみ(脳貧血)」を防ぐのにも、温かいタオルが有効です。 (※立ち上がると血液が下がってしまうため、頭を温めて血流を良くしておく)


つまり「脳の温度調節装置」だった

まとめると、タオルは「脳のラジエーター(温度調節)」の役割をしています。

  • 室内の熱いお風呂で、のぼせそうな時 → 「冷たいタオル」でクールダウン
  • 冬の寒い露天風呂や、立ち上がる時 → 「温かいタオル」で保温・血流キープ

ただ頭に乗せているように見えて、実はベテラン温泉ユーザーたちは、無意識に(あるいは経験則で)自分のコンディションに合わせてタオルを使い分けていたのです。


乾いたタオルじゃ意味がない

よく「乾いたタオル」を畳んで乗せている人がいますが、医学的な効果を期待するなら**「濡れタオル」**が正解です。 水分の気化熱や、お湯の熱伝導を利用するため、乾いていると効果が薄れてしまいます。

「タオルを湯船に浸けるのはマナー違反」と言われますが、「固く絞って頭に乗せる」のは、マナー違反どころか推奨されるべき健康法なのです。


まとめ:タオルは命綱

  • 頭のタオルは、のぼせや立ちくらみを防ぐ「保護装置」
  • のぼせ防止には「冷たいタオル」
  • 冬の寒さ対策には「温かいタオル」

今まで「なんか昭和っぽいな〜」と敬遠していた方も、次の温泉ではぜひ頭にタオルを乗せてみてください。 「あぁ、これがあるだけでこんなに楽なのか…」と、その医学的効果を肌で感じられるはずです。

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