はじめに
ふと夜空を見上げた時、「星って綺麗だな、遠いな」と思うかもしれません。 自分とは関係のない、遠い宇宙の話だと。
でも、もし「あなた自身が、かつて星の一部だった」と言われたら、信じられますか?
「実は、人間の体を作っている成分は、すべて『星屑(スターダスト)』でできています」 これは比喩やポエムではなく、紛れもない物理学的な事実なのです。
身体の「元素」はどこから来た?
私たちの体は、酸素、炭素、窒素、カルシウム、鉄……といった様々な「元素」で構成されています。 では、この元素は一体どこで生まれたのでしょうか? 地球? いいえ、違います。
宇宙が誕生した直後(ビッグバン)、この世界には「水素」と「ヘリウム」しかありませんでした。 では、私たちの骨を作る「カルシウム」や、血液の赤血球を作る「鉄」は、誰が作ったのか?
それは、「星の内部」です。 星がその一生を終える時、「超新星爆発」という凄まじい大爆発を起こします。 その猛烈なエネルギーの中でだけ、鉄やカルシウムといった重い元素が作られるのです。
46億年の旅をして、あなたになった
数十億年前、宇宙のどこかで名もなき星が一生を終え、大爆発して死にました。 その時、星は自らの体で作った「新しい元素」を宇宙空間に撒き散らしました。
その飛び散った「星の欠片(チリ)」が、長い時間をかけて再び集まって固まったのが「地球」であり、そこから生まれたのが「私たち」です。
つまり、今あなたの血管を流れている「鉄分」は、かつてどこかの星の中心で燃えていた炎の一部なのです。
物理学者のロマンチックな言葉
アメリカの物理学者、ローレンス・クラウスはこう言いました。
「あなたの左手の原子は、右手の原子とはまた違う星からやってきたのかもしれない」 「星が爆発しなかったら、あなたはここにいないのだ」
私たちがここに生きていること自体が、星たちが命のリレーをしてくれた証拠なんですね。
まとめ:あなたは輝く星そのもの
- 宇宙の始まりには水素とヘリウムしかなかった
- 骨や血を作る成分は、星の爆発によって作られた
- 私たちは「星の死骸(スターダスト)」が集まってできている
- あなたの体には、宇宙の歴史が刻まれている
もし、自分なんてちっぽけだな……と落ち込むことがあったら、思い出してください。 あなたの体は、夜空に輝く星と同じ材料でできています。 あなたは比喩ではなく、文字通り「星から生まれた子供」なのです。


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