はじめに
財布の中でジャラジャラと増えてしまいがちな「1円玉」。 「1円なんて価値がないし……」 と、募金箱に入れたり、家に置きっぱなしにしたりしていませんか?
「実は、1円玉は額面以上の価値を持つ『贅沢なコイン』です」 なぜなら、たった1枚の1円玉を作るために、約3円(額面の3倍!)もの税金が使われているからです。
原材料費だけでアウト
1円玉の素材は、100%アルミニウムです。 近年の金属価格の高騰により、原料のアルミニウム代だけでも1円近くかかってしまうことがあります。
さらに、
- コインの形にプレスする加工費
- デザインを刻印する費用
- 輸送費
などを合わせると、製造コストは1枚あたり「約3円」になると言われています(※金属相場によって変動します)。 国としては、1円の価値のものを作るために3円払っているわけですから、完全に「作れば作るほど大赤字」の状態です。
なぜ作り続けるの?
「そんなに赤字なら、作るのやめればいいのに」 と思いますよね。 しかし、消費税(8%や10%)がある以上、どうしても1円単位の端数が出るため、今の社会システムでは1円玉をなくすことができません。 「国民の生活を回すための必要経費」として、国が赤字を負担して発行し続けているのです。
(※最近はキャッシュレス決済の普及で、発行枚数はかなり減ってきています)。
実は「20枚」までしか使えない?
ここでもう一つ、1円玉に関する豆知識を。 お店で買い物をする時、 「小銭が重いから、1円玉を100枚出して100円払おう!」 としたことはありませんか?
「実はこれ、お店側は拒否することができます」
法律(通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律)で、 「一度の支払いで使える硬貨は、1種類につき20枚まで」 と決められています。 21枚以上出すと、店員さんは「数えるのが大変なので困ります」と受け取りを拒否する権利があるのです。 (※もちろん、お店が良いと言えば何枚でも使えます)。
まとめ:1円を笑うものは泣く
- 1円玉の製造コストは約3円
- 素材はアルミニウム100%
- 作れば作るほど国の赤字になる
- 法律で一度に使えるのは20枚まで
たった1円ですが、そこには3円分のコストと国の苦労が詰まっています。 もし道端に1円玉が落ちていたら、 「おっ、実質3円の塊が落ちているぞ」 と思って、大切に拾ってあげてください。


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