「病は気から」と言いますが、その力は想像を超えています。 「プラセボ効果(思い込み)」は、なんと外科手術においてさえ発揮されることが証明されています。
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メスで切って、縫うだけ
2002年、ベイラー医科大学で、膝に重い痛みを抱える患者180人を集めて、ある衝撃的な実験が行われました。
- グループA: 本当に患部を削る手術をする。
- グループB: 麻酔をして、膝の皮膚をメスで切り、中はいじらずに、そのまま縫い合わせる(ニセ手術)。
患者には、自分がどちらのグループかは知らされません。 結果はどうなったと思いますか?
なんと、「ニセ手術」を受けたグループBの患者たちも、「痛みが消えた!手術は大成功だ!」と喜び、普通に歩けるようになったのです。 しかも、その効果は数年後も続いていました。
まとめ
「名医に手術してもらった」という強烈な安心感は、物理的な治療と同じくらい、脳内の鎮痛物質をドバドバ出させます。 人間の体は、脳さえ騙せれば、自分自身で治す力を持っているのです。


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