実は、ほうれん草の鉄分が最強なのは「小数点の打ち間違い」だった

「ほうれん草を食べると力が湧く!」 ポパイのアニメの影響もあり、ほうれん草は鉄分の王様だと思われています。

実はあれ、昔の研究者が「小数点の位置」を書き間違えて、数値を「10倍」にしてしまったミスが発端なんです。

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100年信じられた誤解

1870年、ドイツの科学者エミール・フォン・ヴォルフが野菜の栄養価を調べていました。 その際、ほうれん草の鉄分量を記録するノートに、小数点を一つ右にズレて書いてしまいました。 その結果、ほうれん草は「他の野菜の10倍の鉄分を持つスーパーフード」として世界中に発表されてしまったのです。

ポパイも被害者?

このミスは1930年代に発覚しましたが、その頃にはすでにアニメ『ポパイ』が大ヒットし、「ほうれん草=最強」というイメージが定着した後でした。 もちろん、ほうれん草には栄養がありますが、実際には「肉」や「小松菜」とそこまで大差ありません。

まとめ

私たちが子供の頃、親に「ポパイみたいになれるから食べなさい!」と言われて無理やり食べたほうれん草。 それは、150年前のうっかり博士の「メモ書きミス」に振り回されていただけだったのです。

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