実は、アウトレットの服は「売れ残り」じゃない!8割は安く作るための「専用商品」?値札の『50%OFF』の正体

はじめに

休日に賑わう「アウトレットモール」。 憧れのブランドショップに入ると、 「定価50,000円 → 50%OFFで25,000円!」 なんて値札を見て、テンションが上がりますよね。

「百貨店で売っていた高級品が、型落ちしただけで半額なんてラッキー!」 と即決していませんか?

実はその服、百貨店には一度も並んでいないかもしれません。 それは、最初からその値段で売るために作られた「アウトレット専用商品(Made For Outlet)」である可能性が高いのです。


そもそも、アウトレットモールが日本に増えすぎたため、ブランド側には「アウトレットに回すほどの売れ残り(在庫)」なんて、もうそんなに残っていないのです。 在庫がないのに、巨大な店舗を商品で埋め尽くさなければならない。

そこで編み出されたのが、「アウトレット専用商品(MFO)」です。 これは、ブランドのロゴやデザインはそのままに、「生地の質」「縫製の手間」「ボタンやファスナーの素材」をコストダウンして、安く作った商品のことです。


「50%OFF」は本当にお得?

例えば、アウトレットで「定価5万円→2万5千円」で売られているコートがあるとします。 もしこれが「専用商品」だった場合、この「定価5万円」という数字は、「もし百貨店レベルで作ったらこれくらいする(はず)」という、あくまで参考価格(のようなもの)に過ぎません。

実際は、最初から「2万5千円で利益が出るクオリティ」で作られています。 つまり、あなたは「5万円の高級品を安く買った」のではなく、 「2万5千円相当の品質の服を、適正価格(定価)で買った」 だけなのです。

これを知らずに「めちゃくちゃ得した!」と思っていると、実は「損も得もしていない(むしろ品質はそこそこ)」という現実があります。


「専用商品」を見分ける方法

「でも、デザインが好きならいいじゃない」 もちろんそうです。納得して買うなら問題ありません。 しかし、「どうしても正規品(百貨店クオリティ)の掘り出し物が欲しい!」という人のために、見分け方があります。

実は多くのブランドで、「洗濯タグ」や「値札」に暗号が隠されています。 (※ブランドによって異なりますが、有名な例を挙げます)

  • COACH(コーチ): 型番の最初に「F」がついている、またはタグに◎の刻印があるものはアウトレット専用。
  • GAP(ギャップ): タグに「・・・(3つのドット)」が印字されているものは専用商品。
  • BEAMS(ビームス): 「BEAMS HEART」など、アウトレット専用のレーベル名になっている。

店員さんにこっそり、 「これはアウトレット専用商品(企画品)ですか? それともプロパー(正規店)のキャリー品(持ち越し在庫)ですか?」 と聞けば、正直に教えてくれることもあります。


まとめ:値引率に踊らされるな

  • アウトレット商品の多く(8〜9割)は、売れ残りではなく「専用商品(MFO)」
  • 専用商品は、素材やコストを落として安く作られている
  • 「50%OFF」などの割引率は、お得感を出すための演出である場合が多い
  • タグや型番を見れば、専用商品かどうかが分かるブランドもある

アウトレットは「宝探し」の場所ですが、そこには「作られた宝」も混ざっています。 「安いから買う」のではなく、 「この品質でこの値段なら、専用商品でも納得できる!」 と思えた時だけ財布を開く。 それが、アウトレットで本当の「損得」を見極めるコツです。

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