地球では雨水が降りますが、宇宙にはもっとゴージャスな天気予報が存在するかもしれません。
木星や土星では、空からザラザラと「ダイヤモンド」が降っている可能性が高いのです。
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1センチ級のダイヤがざっくざく
科学者の計算によると、木星や土星の大気中にはメタンが多く含まれています。 これが雷などのエネルギーで分解されると「炭素(スス)」になります。
このススが落下していくと、巨大な惑星の重力と気圧によって押しつぶされ、以下のように変化します。
- スス(炭素)
- グラファイト(鉛筆の芯と同じ)
- ダイヤモンド
さらに落下して中心部に近づくと、超高温で溶けて「液体のダイヤモンドの雨」になると考えられています。 その量は凄まじく、土星だけでも年間1000トンのダイヤモンドが生成されているという試算もあります。
拾いに行ける?
「拾いに行けば大金持ちだ!」と思うかもしれませんが、残念ながら不可能です。 これらの惑星はガスでできており、着陸する地面がありません。 さらに、ダイヤモンドができる場所は人間が即死するほどの超高圧・超高温の世界です。
まとめ
宇宙のどこかには、ティファニーやカルティエも真っ青の「天然ダイヤモンドの豪雨」が降り注ぐ星がある。 そう思うと、雨の日も少しだけリッチな気分になれる……かもしれませんね


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