はじめに
私たちは学校やニュースで、日本のことをよく「極東の小さな島国」と呼びます。 世界地図(メルカトル図法)をパッと見ると、ロシアやカナダ、アメリカ、中国といった巨大な大陸国家に挟まれて、日本は豆粒のように小さく見えますよね。
「日本なんて、ヨーロッパの国々に比べたら小さいもんだよ」 そう思っていませんか?
実はそれ、大きな勘違いです。 正しい縮尺で比較すると、日本は「ヨーロッパの主要国よりもデカい」という衝撃の事実が見えてくるのです。
ヨーロッパの強豪国よりデカい
まず、面積(国土の広さ)を比べてみましょう。
- 日本:約37.8万㎢
- ドイツ:約35.7万㎢
- イギリス:約24.2万㎢
- イタリア:約30.1万㎢
なんと、日本はドイツよりも広く、イギリスの約1.5倍もの広さがあるのです。 「小さな島国」どころか、ヨーロッパの中に置けば「トップクラスの大国」の部類に入ります。
なぜ小さく見えるかというと、前回の「グリーンランド」の話と同じで、ヨーロッパが高緯度(北の方)にあるため、地図上で拡大されて描かれているからです。 逆に、日本は中緯度にあるため、実際のサイズに近い大きさで描かれており、相対的に小さく見えてしまうのです。
実は「めちゃくちゃ長い」
さらに驚くべきは、日本の「長さ」です。 北海道から沖縄までの弓なりの長さは、約3,000kmにも及びます。
これをアメリカの地図に重ねてみると、どうなるか? なんと、北はカナダの国境から、南はフロリダ半島の先っぽ(キューバの近く)まで届いてしまいます。 あのアメリカ合衆国の東海岸を、日本列島がすっぽりと覆い尽くしてしまうのです。
ヨーロッパに重ねると、北欧(スウェーデン)からアフリカ大陸の近くまで達します。 日本は「小さい」のではなく、「異常に細長い」国なのです。
海の広さは世界6位
さらに、陸地だけでなく「海(排他的経済水域・EEZ)」を含めると、日本の巨大さは圧倒的になります。
たくさんの離島を持っているおかげで、日本の海の広さは「世界第6位」。 (※アメリカ、オーストラリアなどに次ぐ順位) これは中国やインドよりもはるかに広く、海を含めた管理面積で見れば、日本はまぎれもない「世界屈指の超大国」なのです。
まとめ:謙遜しすぎた日本人
- 「日本は小さな島国」というのは地図の錯覚による思い込み
- 実はドイツ、イギリス、イタリアよりも面積が広い
- 長さはアメリカ東海岸を縦断するほど長い(約3,000km)
- 海の広さ(EEZ)を含めると、世界6位の巨大国家になる
世界地図の「グリーンランド」が実際より大きく見えるのとは逆に、日本は「実際より小さく」見られがちです。 次に地図を見る時は、 「実はドイツよりデカいんだぜ……」 と、ちょっとだけ胸を張ってみてください。 「小さな島国」という言葉が、少し違和感を持って聞こえるようになるはずです。



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