実は、ミカンの「白い筋」を取るのは大損だった!実よりも栄養がある「アルベド」の驚くべき効果

はじめに

冬の果物の王様、ミカン。 こたつに入ってテレビを見ながら食べるミカンは最高ですよね。

ところで、ミカンの皮をむいた時、実についている「白い筋(すじ)」。 あなたはこれ、どうしていますか?

「口当たりが悪いから、きれいに取って捨てる」 という几帳面な方も多いのではないでしょうか。

「実はそれ、ものすごくもったいないことをしています!」 あの白い筋には、実(ジュース)の部分以上に、冬の体に嬉しい「スーパー栄養素」が含まれているのです。

名前はカッコいい「アルベド」

あの白い筋、ただの繊維ではありません。 正式名称を「アルベド(Albedo)」と言います。 なんだかRPGの必殺技のようなカッコいい名前ですよね(ラテン語で「白さ」という意味です)。

このアルベドには、「ビタミンP(ヘスペリジン)」という栄養素が、袋や実の部分に比べて数十倍〜百倍以上も含まれていると言われています。

血管を強くし、冷え性を改善!

では、ビタミンPにはどんな効果があるのでしょうか?

  1. 毛細血管を強くする ビタミンCの吸収を助け、血管を丈夫にしてくれます。脳卒中などの予防にも期待されています。
  2. 血流改善(冷え性対策) 手足の先まで血液を巡らせる効果があるため、冬の「冷え性」に悩む人には最強の味方です。
  3. アンチエイジング 抗酸化作用があり、肌の老化を防ぐ効果も期待できます。

つまり、一生懸命白い筋を取る行為は、「一番体にいい天然のサプリメントを、わざわざ捨てている」のと同じことなのです。

苦くないの?

「でも、苦いんじゃないの?」と心配になるかもしれませんが、最近のミカンは品種改良が進んでおり、白い筋も柔らかく、苦味もほとんどありません。 実と一緒に食べてしまえば、食感も気にならず、むしろ食物繊維も一緒に摂れて一石二鳥です。

まとめ:ズボラな食べ方が一番健康的

  • ミカンの白い筋の名前は「アルベド」
  • 血管を強くし、冷え性を防ぐ「ビタミンP」の宝庫
  • 取って捨てるのは、栄養を捨てているのと同じ
  • これからは「筋ごと」パクッと食べよう

もし家族がこたつで一生懸命ミカンの筋を取っていたら、 「それ、アルベドっていう栄養の塊なんだよ。取らない方が美容にいいよ」 と教えてあげてください。 ズボラに食べる方が健康的だなんて、最高の話ですよね。

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