実は、ペットボトルの水の「賞味期限」は、水が腐る期限じゃない!本当は「中身が勝手に減る」から書いてあるだけ

はじめに

地震などの災害に備えて、お水(ミネラルウォーター)を箱買いして備蓄している方も多いと思います。 しかし、いざ倉庫を確認してみると……。

「うわっ、賞味期限が切れてる! 捨てなきゃ!」

そんな経験はありませんか? でも、ちょっと待ってください。 冷静に考えると、「不純物が入っていないただの水」が、密封されているのに腐るっておかしくないでしょうか?

実は、ペットボトルの水の賞味期限は、「飲めなくなる期限(腐る期限)」ではありません。 あれは、「表示通りの量が、ちゃんと入っている期限」のことなのです。


犯人は「ペットボトルの呼吸」

「水が減るってどういうこと?」と思いますよね。 実は、ペットボトルのプラスチック素材は、完全に密封されているように見えて、目に見えないレベルで「呼吸(通気)」しています。

空気中の気体分子を通してしまう性質があるため、長期間保存していると、中の水が少しずつ蒸発して外に逃げ出し、内容量が減ってしまうのです。


法律を守るための「期限」

日本には「計量法」という法律があり、パッケージに書かれた内容量(例:500ml)よりも中身が少なくなっている商品を販売することは禁止されています。

つまり、水メーカーは、 「この日までなら、蒸発しても確実に500ml残っていますよ(計量法違反になりませんよ)」 という約束の期日として、賞味期限を印字しているのです。

決して「この日を過ぎると水が腐ります」という意味ではなかったのです。


匂い移りにも注意

もう一つの理由は、「匂い移り」です。 ペットボトルは空気を通すため、周りに強い匂いのもの(ガソリン、灯油、防虫剤など)があると、その匂いがボトルを通り抜けて、中の水に移ってしまうことがあります。

「美味しく飲める期間」という意味でも、期限が設定されています。


期限切れの水は飲める?

では、賞味期限が切れた水は捨てなければならないのでしょうか? メーカーの公式見解としても、「未開封で、冷暗所に保存していて、変な匂いがしなければ飲んでも問題ない」とされることがほとんどです。

ただし、蒸発して量が減っていたり、風味が落ちていたりする可能性はあります。 もし飲むのに抵抗がある場合は、捨てるのではなく、

  • 手洗い用の水
  • トイレを流す水
  • 洗濯用の水

として活用するのが賢い方法です。 水自体は腐っていないので、生活用水としては十分に使えます。


まとめ:捨てずに有効活用を

  • 水(H2O)そのものは、未開封なら腐らない
  • ペットボトルは「呼吸」しており、水が蒸発して減ってしまう
  • 賞味期限は「表示通りの量を保証する期限(計量法)」
  • 期限切れでも、生活用水として使えるので捨てないで!

もし防災バッグの中で期限切れの水を見つけても、 「なんだ、ただ蒸発しただけか」 と思えば、慌てて捨てる必要はありません。 「トイレ用に取っておこう」とラベルを貼り替えて、新しい水を買い足せば、無駄なくローリングストックができますね。

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