はじめに
スーパーのスイーツ売り場に行くと、よく見かける「3個パック」のプリン。 プッチンプリンなどを筆頭に、なぜかプリンは「3連」で売られていることが多いですよね。
一方で、朝食コーナーにあるヨーグルトを見ると、こちらは「4個パック」が主流です。
なぜプリンは3個で、ヨーグルトは4個なのか? 「実は、そこには昭和の家族の『ある生活習慣』と、お父さんの悲しい事情が関係していた」のです。
プリンが「3個」なのは「おやつの時間」だから
この「3個パック」が定着したのは、1970年代(昭和40年代後半)だと言われています。 当時、日本の標準的な家庭モデルは「父・母・子供2人」の4人家族でした。
プリンが食べられるのは、主に「午後3時のおやつ」の時間帯。 平日のおやつタイムに家にいるのは誰でしょうか? そう、「お母さんと、学校から帰ってきた子供2人」です。
お父さんは……? 会社で働いていますね。
つまり、「お父さんがいない間に3人で食べるから、3個でちょうどいい」という理由で、3個パックが採用されたのです。 お父さん、仲間外れです……(涙)。
ヨーグルトが「4個」なのは「朝食」だから
では、なぜヨーグルトは4個パックなのでしょうか? それは、ヨーグルトが食べられるシーンが「朝食」だからです。
朝ごはんなら、会社に行く前のお父さんも家にいますよね。 「父・母・子供2人、家族みんなで食べるから4個必要」 ということで、ヨーグルトは4個パックが主流になったのです。
時代が変わっても残る名残
「今は核家族化も進んでるし、4人家族ばかりじゃないでしょ?」と思いますよね。 確かに現在は家族構成も多様化していますが、一度定着した「プリン=3個」「ヨーグルト=4個」という規格は、生産ラインや売り場の棚のサイズに最適化されてしまったため、今でもそのまま引き継がれていることが多いのです。
まとめ:お父さんの存在感の違い
- プリンは「おやつの時間」用なので、不在のお父さん分はない(3個)
- ヨーグルトは「朝食」用なので、お父さんの分もある(4個)
- 昭和の4人家族モデルが基準になっている
スーパーで3連プリンを見かけたら、「お父さん、お仕事頑張って……」と心の中でエールを送ってあげてください。そして、夜のデザート用にお父さんの分も買い足してあげてくださいね。


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