実は、バナナは木ではなく「巨大な草」だった

スーパーで年中売られているバナナ。 「バナナの木」に黄色い実がぶら下がっている光景をイメージしますよね。

実はあれ、植物学的には「木」ではなく「草」なんです。

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幹に見えるのは「葉っぱ」

バナナの高さは数メートルにもなり、太い幹のようなものがあります。 しかし、あれは木の幹(木質化した茎)ではありません。 「偽茎(ぎけい)」といって、柔らかい葉っぱが何重にも重なり合って、固く巻かれているだけの束なのです。 玉ねぎや長ネギの白い部分と同じ構造だと思ってください。

一回実ったら枯れる

「木」は何年も生き続けて、毎年実をつけますよね。 しかしバナナは、一度実をつけると、その茎(偽茎)は枯れてしまいます。 そして、根本から新しい芽が生えてきて、また次の世代として成長します。

この「一年で枯れてしまう(または地上部が枯れる)」という性質は、まさにヒマワリやチューリップなどの「草(草本)」の特徴そのものです。

まとめ

つまり、バナナは世界最大級の「草になる実」。 分類上は、スイカやメロン、イチゴなどと同じ「野菜(果実的野菜)」に近い仲間とも言えます。 「バナナの木」だと思って見上げていたあの植物は、実は「めっちゃデカいネギみたいな草」だったのです。

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