はじめに
Amazonや楽天、インスタグラムの広告などで、気軽に楽しめるネットショッピング。 「サイズが合わなかったら返せばいいや」 「クーリング・オフって法律があるし、8日以内なら無条件で解約できるはず」 と、軽い気持ちでポチっていませんか?
その知識、実は大きな間違いです。 ネット通販には、クーリング・オフ制度は法律上適用されないのです。
クーリング・オフは「不意打ち」用
そもそもクーリング・オフとは、 「訪問販売」や「電話勧誘」など、予期せぬタイミングで勧誘され、冷静な判断ができずに契約してしまった人を守るための制度です。 「頭を冷やす(Cooling off)期間をあげよう」という救済措置なんですね。
一方、ネットショッピングやカタログ通販は、 「自分からサイトにアクセスして、商品を吟味して、自分で注文ボタンを押している」 とみなされます。 あなたは「冷静」だと判断されるため、法律による強制的な返品保証(クーリング・オフ)の対象外なのです。
サイトの「特約」が全て
では、Amazonなどで返品できるのはなぜでしょうか? それは、あのお店が「サービスとして」独自の返品ルール(特約)を設けてくれているからです。
逆に言えば、ショップ側が、 「お客様都合の返品は一切受け付けません」 「No Returns」 と、サイトのどこか(特定商取引法に基づく表記など)に小さくでも書いていれば、それが法律よりも優先されます。
「イメージと違った」「サイズを間違えた」と言っても、店側が拒否すれば、100%返品できません。 (※もちろん、不良品や偽物の場合は返品できます)。
「返品不可」の文字を探せ!
特に注意が必要なのが、激安サイトや海外通販、個人のハンドメイドサイトなどです。 注文ボタンの近くではなく、別ページの規約の中に小さく「返品不可」と書かれているケースが非常に多いです。
「クーリング・オフがあるから安心」という思い込みを利用した、ある種の罠とも言えます。
まとめ:ポチる前にここを見る
- ネット通販に法律上のクーリング・オフはない
- 自分から店に行っているので「冷静」とみなされる
- 店が「返品不可」と決めていれば、絶対に返品できない
- 購入前に必ず「返品特約(リターンポリシー)」をチェックする
「法的に守られている」という勘違いが、一番の損の元です。 ネットで高額な買い物をする時は、 「クーリング・オフは効かないぞ、覚悟はいいか?」 と自分に問いかけてから、決済ボタンを押すようにしましょう。


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