実は】タコは「心臓3つ・脳9つ」の宇宙人級スペック!なのに「すぐバテる」「文明を作れない」致命的な弱点とは

はじめに

海外で「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」と恐れられ、SF映画では地球を侵略する宇宙人のモデルにもなる「タコ」。 そのイメージ通り、彼らの身体の仕組みは、地球上の生物とは思えないほどハイスペックで異常です。

  • 心臓が「3つ」もある
  • 脳みそが「9つ」もある
  • 血の色が「青い」

これだけ聞くと、「無尽蔵のスタミナを持ち、超知能で海を支配する最強生物」に思えますよね。 しかし、現実は真逆です。 タコは、「高性能すぎる体を持て余し、常に酸欠でゼーゼー言っている、孤独で短命な天才」なのです。


弱点①:心臓が3つあるのに「泳ぐと命に関わる」

タコには、全身に血液を送るメインの心臓が1つと、エラに血液を送るサブの心臓が2つ、合計3つの心臓があります。 さぞかし体力があるだろうと思いきや、タコは驚くほどスタミナがありません

理由は、「泳ぐと心臓が止まる欠陥構造」だからです。 タコがジェット噴射で激しく泳ぐと、身体の構造上、メインの心臓が一時的に停止してしまいます。つまり、泳げば泳ぐほど苦しくなるのです。

さらに、タコの血は銅を含むため「青色」をしていますが、これは人間の赤い血(鉄分)に比べて酸素を運ぶ効率が非常に悪いです。 そのため、タコは常に「酸欠」になりやすく、基本的には海底を「徒歩」で移動し、すぐに岩陰や壺(タコつぼ)に入って休憩しないと生きていけないのです。


驚異:脳が9つあるため「足が勝手に考える」

タコのもう一つの武器は、9つの脳です。 頭にあるメインの脳に加え、8本の足それぞれにサブの脳があります。 これにより、足は本体からの指令を待たずに、独自の判断で動くことができます。

これが引き起こすのが、ホラー映画のような「ゾンビ現象」です。 実験によると、タコの足は切断された後も生き続け、餌を与えるとそれを掴み、今はなき「口」へ運ぼうとする動作を見せるそうです。 「あ、餌だ。本体に食べさせなきゃ」 と、切れた足が健気にも(あるいは機械的に)判断して動く。まさに生物の常識を超えた生命力です。


弱点②:天才なのに「文明」を作れない

道具を使い、瓶の蓋を開け、人間を見分ける。 タコの知能は犬や猫に匹敵し、無脊椎動物の中ではぶっちぎりのNo.1です。 手先(足先)も器用な彼らが、なぜ人間のように海の中に「文明」や「都市」を築けないのでしょうか?

最大の理由は、「寿命が短すぎる」ことです。 タコの寿命は、その高い知能に見合わず、わずか1年〜2年ほどしかありません。

さらに悲しいのが、「知識の継承ができない」ことです。 タコの母親は、卵を産むと孵化するまで飲まず食わずで守り続け、子供が生まれると同時に力尽きて命を落とします。 つまり、親は子供に「生きる知恵」や「道具の使い方」を教えることができないのです。

子供はまたゼロから学習しなくてはならず、どれだけ個体が天才でも、その知識は一代限りで消滅してしまいます。 これが、タコが「海の支配者」になれない悲しい理由なのです。


まとめ:進化の袋小路に入った孤独な天才

  • タコは「心臓3つ・脳9つ」を持つハイスペック生物だが、スタミナは皆無
  • 泳ぐと心臓が止まりそうになるため、すぐに「タコつぼ(休憩所)」に入りたがる
  • 足の脳が独立しているため、切断されても「餌を口に運ぼう」と動く
  • 知能は高いが、寿命が短く親がすぐに死ぬため、知識を次世代に残せない

もしタコの寿命が長く、親から子へ知識が受け継がれていたら……今頃、地球を支配していたのは人類ではなかったかもしれません。 お寿司屋さんでタコを見る時は、その「オーバースペックな体」と「切なすぎる運命」に、少しだけ思いを馳せてみてください。

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