実は、お餅のカビは「削って食べる」も「焼けば安全」も嘘!目に見えない“根っこ”が残っている恐怖

はじめに

お正月に買った切り餅や、実家から送られてきたお餅。 気がつくと、表面にポツポツと「青カビ」や「白カビ」が生えてしまっていた……なんて経験、ありますよね。

「うわ、カビだ! でも捨てるのはもったいないなぁ」 「表面だけ包丁で削ぎ落とせば大丈夫でしょ?」 「どうせ焼くんだから、熱でカビ菌も死ぬはず!」

そう思って、カビの部分だけ取って食べている方。 実はその行動、見えないカビや毒素を食べているのと同じだということをご存知でしょうか?

専門家に言わせると、「カビたお餅は、削っても焼いても食べてはいけない」のが常識なのです。


カビは「氷山の一角」

私たちが目で見ている「青や緑のカビ」。 あれは、カビの植物でいう「花(胞子)」の部分に過ぎません。

表面に花が咲いているということは、お餅の内部には、目に見えない「根っこ(菌糸)」が深く深く張り巡らされている状態なのです。 これは植物の根と同じで、簡単には取り除けません。

つまり、表面のカビを数ミリ削ったくらいでは、奥に入り込んだ菌糸までは除去できていない可能性が非常に高いのです。 見た目は綺麗になっても、中身は「カビの根っこだらけ」というホラーな状態です。


「焼けば死ぬ」という勘違い

「でも、お餅は焼いて食べるし、熱湯で煮れば菌は死ぬでしょ?」 ここが一番の落とし穴です。

確かに、カビの「菌自体」は熱に弱く、焼けば死滅することが多いです。 しかし、問題なのはカビが作り出す「カビ毒(マイコトキシン)」です。

このカビ毒は非常に熱に強く、種類によっては200℃〜300℃の加熱でも分解されないものがあります。 つまり、トースターでこんがり焼いても、お鍋でグラグラ煮ても、「毒」は消えずにそのまま残っているのです。


食べ続けるとどうなる?

「今まで削って食べてたけど、お腹壊さなかったよ?」 という方もいるかもしれません。

カビ毒の怖いところは、食中毒のようにすぐに腹痛が起きるとは限らない点です。 微量の毒素が体内に蓄積され、将来的に肝臓や腎臓の障害、最悪の場合はガンの原因になるリスクがあると言われています。

「直ちに影響がない」からといって、毒を摂取し続けるのはロシアンルーレットをしているようなものです。


まとめ:カビたら「ごめんなさい」して捨てる

  • 目に見えるカビは氷山の一角。中には根(菌糸)がある
  • 表面を削っても、菌糸は取り切れない
  • カビ毒は熱に強く、焼いても消えない

昔のおばあちゃんなどは「削れば平気!」と言うかもしれませんが、それは現代の衛生基準では完全にNGです。 お餅にポツンとでもカビが見えたら、「もったいない」と闘いながら、涙を飲んで廃棄するのが唯一の正解です。

お餅は、カビが生える前に冷凍保存! これが鉄則ですね。

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