はじめに
初詣の楽しみといえば「おみくじ」。 ガラガラと箱を振って、棒を取り出す瞬間のドキドキ感はたまりませんよね。
みんな「大吉」が出れば喜び、「凶」が出れば落ち込みます。 しかし、「実は、本当の意味では『大吉』よりも『凶』の方がラッキーかもしれない」という話をご存知でしょうか?
今回は、おみくじに隠された「陰陽道(おんみょうどう)」の深い教えと、運勢の正しい捉え方について解説します。
「大吉」はピーク。あとは落ちるだけ?
誰もが憧れる「大吉」。 最高の運勢であることは間違いありませんが、古来の考え方では、これは「今が絶頂(ピーク)である」ことを意味します。
「陽極まれば陰となる」 という言葉がある通り、頂点に達した運勢は、あとは下り坂になるしかありません。 つまり大吉は、「今は最高だけど、これからは運気が下がるから気を引き締めてね」という「警告」の意味合いも強く含まれているのです。 大吉を引いて「やったー!」と調子に乗るのが、一番危ないんですね。
「凶」はこれ以上悪くならない!
逆に、一番悪いとされる「凶」や「大凶」。 引いてしまったら、その年のモチベーションが下がりそうですよね。
しかし、これは「今が底(ボトム)である」ということを意味します。 これ以上悪くなることはありません。あとは「運気が上昇する(上がる)しかない」のです。
そのため、昔から「凶は吉に返る(これから吉に向かう)」と言われ、新しいことを始めるスタートラインとしては、むしろ縁起が良いとも捉えられています。 「凶」は「強(運が強くなる)」に通じる、というポジティブな説もあるくらいです。
ちなみに「吉」と「中吉」どっちが上?
これもお正月によく話題になりますが、実は神社によって順位が違います。 大きく分けて2つのパターンがあります。
- 大吉 > 吉 > 中吉 > 小吉 > 末吉 > 凶 (「吉」を大吉の次に良いとするパターン)
- 大吉 > 中吉 > 小吉 > 吉 > 末吉 > 凶 (「吉」を平均的な位置とするパターン)
引いた神社の社務所で「ここの順位はどうなってますか?」と聞くのが一番確実ですが、どちらにせよ「吉(よい)」ことには変わりありません。
まとめ:結果より「言葉」を読もう
- 大吉は「ピーク」なので、油断禁物のサイン
- 凶は「底」なので、これから運気上昇のサイン
- おみくじで大事なのは、吉凶よりも中に書いてある「教え(和歌など)」
もし今度の初詣でおみくじの結果が悪くても、「よし、ここから上がり調子だ!」と前向きに捉えてください。 おみくじは、神様からの「応援アドバイス」なのですから。


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