はじめに
「健康のために、飲み水は必ずペットボトルのミネラルウォーターを買っている」 「水道水はカルキ臭いし、なんとなく体に悪そう……」
そう思って、毎日スーパーやコンビニで水を買っていませんか? 確かにミネラルウォーターは美味しいですが、「安全性(細菌や有害物質の少なさ)」という点だけで見ると、実は「水道水」の方が圧倒的に優秀であることをご存知でしょうか?
私たちは、「水道水の500倍〜1000倍の値段」を払って、実は「水道水よりもチェック項目の少ない水」を買っている可能性があるのです。
法律が全然違う
なぜそんな逆転現象が起きるのか? それは、守るべき「法律」が違うからです。
- 水道水: 「水道法」に基づく。 → 蛇口をひねれば、赤ちゃんからお年寄りまで一生飲み続けるものなので、基準がものすごく厳しい。
- ミネラルウォーター: 「食品衛生法」に基づく。 → あくまで「嗜好品(食品)」扱いなので、「お腹を壊さない程度ならOK」という基準で作られている。
検査項目は「水道水」の圧勝
具体的な「水質基準の項目数」を比べてみましょう。
- 水道水: 【51項目】 の厳しいクリアが必要。 (細菌、重金属、農薬など、微量でもアウト)
- ミネラルウォーター: 【18項目】 (殺菌・除菌有りの場合)または 【14項目】 (殺菌無しの場合)のクリアでOK。 (※ヒ素やフッ素などの基準も、実は水道水の方が厳しい場合が多いです)
つまり、水道水は「51個の試験をパスしたエリート」ですが、ミネラルウォーターは「最低限の18個をパスした水」なのです。 日本の水道水は、世界でもトップクラスに安全で、そのまま飲める数少ない国の一つです。
「腐りにくい」のも水道水
さらに、保存の面でも違いがあります。 水道水には、消毒のために微量の「塩素(カルキ)」が含まれています。 「カルキ臭い」と嫌われがちですが、この塩素のおかげで、細菌の繁殖を強力に防いでいます。
一方、ミネラルウォーターには塩素が入っていないため、一度開封すると雑菌が繁殖するスピードが非常に速いのです。 「安全のために買った水」が、口をつけて放置したせいで「雑菌だらけの水」になっていることも少なくありません。
コスパの差は「1000倍」以上
そして何より、価格の差です。
- ミネラルウォーター(500ml): 約100円
- 水道水(500ml): 約0.1円
同じ量で、値段は1000倍違います。 もちろん、「味」や「ミネラル成分」、「持ち運びの便利さ」に価値を感じて買うのは正解です。 しかし、もし「安全性」だけを理由に買っているのなら、それは「年間数万円の損」をしているかもしれません。
まとめ:日本の水道水は凄い
- 水道水の安全基準(51項目)は、ミネラルウォーター(18項目)より厳しい
- 水道法により、細菌や有害物質の基準が厳格に管理されている
- 塩素が入っているため、水道水の方が雑菌が繁殖しにくい
- 価格差は1000倍。「安全性」で選ぶなら水道水で十分すぎる
最近の浄水場は技術が進化しており、高度浄水処理でカルキ臭もほとんど気にならなくなっています。 「水を買うのが当たり前」という常識を一度疑ってみて、 「家の蛇口から出る0.1円のエリート水」 を見直してみてはいかがでしょうか?


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