はじめに
酸味と苦味が爽やかな柑橘類、「グレープフルーツ」。 英語で書くと「Grapefruit」。直訳すると「ブドウのフルーツ」です。
でも、ちょっと待ってください。 味はブドウと全く違うし、大きさもハンドボールくらいあります。 「どこがグレープなの?」 と不思議に思ったことはありませんか?
「実は、その名前の由来は『木になっている姿』を見れば一発で分かります」
ブドウの房のように「密集」してなる
私たちは普段、スーパーで1個ずつバラ売りされている姿しか見ません。 だから「ミカンのように、枝にポツポツなっているんだろうな」と想像しますよね。
しかし、実際のグレープフルーツは違います。 1本の枝に、なんと数個〜十数個がギュウギュウに密集して、まるで「ブドウの房(グレープ)」のように垂れ下がって実るのです。
遠くから見ると、巨大なブドウの房がぶら下がっているように見えたことから、 「グレープ(のようななり方をする)フルーツ」 と名付けられたのです。
昔は「禁断の果実」だった?
グレープフルーツが発見されたのは18世紀、西インド諸島のバルバドス島だと言われています。 (オレンジとブンタンが自然交配して生まれました)。
発見された当時は、そのあまりの美味しさと、学名の意味(楽園のシトラス)から、 アダムとイブが食べた「禁断の果実」の正体はこれなんじゃないか? と言われていた時期もあったそうです。 (※一般的にはリンゴやイチジクとされていますが)。
ちなみに「ルビー」が赤い理由は?
余談ですが、果肉が赤い「ルビー(ピンクグレープフルーツ)」と、普通の黄色い「ホワイト」。 味も少し違いますが、あの赤色は「リコピン」という成分の色です。 トマトに含まれているのと同じ成分ですね。 一方、ホワイトにはリコピンがほとんど含まれていません。
まとめ:名前の由来は「見た目」だけ
- 味はブドウとは無関係
- 木になっている姿が「ブドウの房」に似ているから
- 枝に鈴なりに密集して実る
- かつては「禁断の果実」と呼ばれたことも
もしグレープフルーツを食べる機会があったら、 「これ、実は木の上ではおしくらまんじゅうみたいに、房になってたんだよ」 と思い浮かべてみてください。 あの丸い形に、仲間と押し合った歴史を感じるかもしれません。


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